【自公の牙城、墨田区】都議選、立候補者全員の紹介
2017年6月23日告示、7月2日に投票が行われる東京都都議会議員選挙。墨田選挙区では、どのような戦いが繰り広げられるのか。これまでの選挙の解説と、立候補者の紹介をしたい。
都議選、墨田区のこれまで
墨田区は定数3人。2001年以降の過去4回の得票数の変遷を図にした。
過去4回は、公明党が20000票以上の得票で確実に議席をひとつ確保している。加え、2009年の自民党から民主党への政権交代時を除いては、自民党候補者が2議席をとっており、墨田選挙区は自・公の牙城と言える選挙区だ。
共産党候補は、13000票あまりをコンスタントに獲得しているが、当確ラインまでは数千票足りていない。
2017年の選挙では、この墨田区に都民ファーストの会の候補者が参戦する予定である。都民ファーストが擁立したのは新進気鋭、27歳の女性候補。下町・墨田選挙区は、3つの椅子を巡って激しい戦いが予想される。
立候補予定者の紹介
桜井 浩之(さくらい・ひろゆき)氏
自民党現職。墨田区の小中学校から、拓殖大學卒業。代議士秘書等を経験後、1999年より墨田区議を3期10年勤めたのち、2011年より墨田区の都議会議員を務める。今回、3期目を狙う選挙となる。父親は、墨田区で都議8期を務めた重鎮桜井武氏だ。父親から引き継いだ20000票前後の地盤を守りきれるか、注目される。
Website:東京都議会議員 桜井ひろゆき | 目標は墨田区の活性化 | 自由民主党
川松真一朗(かわまつ・しんいちろう)氏
自民党現職。墨田区出。日本大学法学部卒業、テレビ局に入社アナウンサーとなる。2011年アナウンサーを退職し、墨田区議長選挙に出馬するも現職候補に敗れ次点で落選する。2012年の衆議院議員選挙に比例代表として出馬するも、これも次点で惜しくも落選。2013年の都議会議員選挙に墨田区から自民党公認で立候補し、20000票以上を獲得しトップ当選を果たす。今回が2期目をかけた戦いだ。
Website: 東京都議会議員 川松真一朗(かわまつしんいちろう) 都議会自民党
加藤 雅之(かとう・まさゆき)氏
公明党所属の現職。大阪府出身。創価大学卒業後、公明党職員となる。公明党国会対策委員会事務局などを経て、2009年墨田選挙区から都議会議員選挙に立候補。24000票あまりを獲得し初当選を果たす。また、国政選挙に比例代表として出馬した経験も持つ。
Website: 加藤まさゆきホームページ
伊藤大気(いとう・だいき)氏
墨田区出身。阿佐谷美術専門学校卒。民青同盟東京都委員会専従を経て、共産党都委員会に勤務。今回がはじめての選挙戦となる。また、墨田区の「放射能から子どもを守る会」代表など、子育て世代の市民運動にもかかわる。
Website: 伊藤大気オフィシャルブログ「くらし応援の都政改革で墨田を元気に!」
成清梨沙子(なりきよ・りさこ)氏
千代田区生まれ。私立雙葉中高から東大・経済学部を卒業。在籍中に公認会計士試験に合格している。卒業後はあずさ監査法人に就職。小池都知事が主宰する「希望の塾」に通い、都民ファーストから擁立された。都民ファーストの候補者の中で最年少の27歳だ。
Website: https://www.facebook.com/risakonarikiyo/
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参考資料
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/204391/1