【選挙結果】三木市長選挙、候補者二人の経歴紹介【混迷の出直し選挙】
三木市の市長選挙が2017年6月25日告示され、兵庫県知事選挙と同じく7月2日に投開票が行われた。立候補者は、3期途中で辞任し4選を目指す元市長の薮本 吉秀氏、新人の兵庫県議会議員の仲田一彦氏のふたり。
選挙結果の速報は以下のとおり
【三木市長選挙 開票状況】
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時 点
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得票数(単位:票)
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やぶもと 吉秀
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仲田 一彦
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第1報
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22:33 時点累計
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5,000
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7,000
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第2報
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23:03 時点累計
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7,000
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14,000
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確 定
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9,667
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26,727
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新人の仲田氏が大きくリードしている模様だ
今回の三田市長選挙、状況が複雑だ。
元市長の薮本氏が、市と利害関係のある民間業者と幹部の慰労会で飲食した問題にからみ、約1年半にわたって虚偽の説明をしていたことを市議会本会議で明らかにし辞職届を提出した。これにより、急遽選挙が行われることになったのだ。
兵庫・三木市長が辞職届 業者と飲食めぐり虚偽説明:朝日新聞デジタル
渦中の薮本氏は、隠蔽の指示を出していたことを認めたうえで、「市民に信を問うべきだと判断した」と出直し選挙に立候補する意向を述べている。
神戸新聞NEXT|社会|薮本・三木市長会見 一問一答(2)「なかったことに、と言った」
しかし、今回の選挙で市長が決まったとしても、来年1月の任期満了までにもう1度選挙を行わなくてはならない。市民や市議は「税金の無駄遣い。市民の理解は到底得られない」と非難している。
神戸新聞NEXT|社会|三木市長辞任表明 選挙2回必要、市民ら怒りの声
急きょ決まった三木市長選挙。混迷の三木市政のかじ取りを担うのは、どちらの候補になるのか。
候補者の経歴は以下のとおりだ。
現職 薮本 吉秀(やぶもと よしひで)氏
reference: http://www.sichouyouran.jp/?a=outline.detail&code=282154
元三木市長、2017年5月25日付で辞職。三木市に生まれ、小中学校を三木市で過ごし、兵庫県立小野高等学校、横浜国立大学経済学部経済学科卒業。1982年に兵庫県庁に入庁、総務省自治行政局公務員課課長補佐、兵庫県企画管理部新行政担当課長などを歴任。また大阪大学大学院にて経済学修士を取得している。
2006年に兵庫県庁を退職、三木市長選挙に立候補し、現職の加古氏を2倍近い得票で破り初当選を果たす。2010年の選挙では新人候補を破り再選。2014年の選挙は無投票で3選した。前述したように、幹部の慰労会問題にからみ虚偽の説明をしていた責任をとり辞任。今回の選挙で市民からの信を取りたい構えだ。
Website: 見当たらず。
新人 仲田 一彦(なかた かずひこ)氏
reference: 仲田一彦 オフィシャルサイト
西脇市生まれ。京都産業大学法学部を卒業後、代議士秘書などを経て2007年の県議会議員選挙三木市選挙区に自民党から立候補。12000票余りを獲得し、トップで当選する。現在、3期目。
今回の市長選にあたっては自民党の推薦を得ており、民進・公明の両党へも推薦を依頼していると報道されている。また、立候補に関して、「職を辞して、退路を断って、今、この市民の期待の声に応えることが、私が果たすべき使命」とブログで所信を述べている。
Website:仲田一彦 オフィシャルサイト
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