【信貴市長が再選、しかし…】岸和田市長選2017 候補者の経歴紹介
11月19日告示され、26日に選挙が行われた岸和田市長選挙。
現職の信貴氏が再選を決めた。得票数は以下の通り。
西田 たけし無所属17,745
しぎ 芳則無所属31,831
吉野 とみひろ 無所属4,394
しかし、当選した信貴市長には自民党議員への不適切な現金の受け渡しが報道された。
岸和田市長からの現金、神谷衆院議員へ 自民関係者証言:朝日新聞デジタル
今回の選挙で市民からの信任を得た信貴市長であるが、この問題は今後の岸和田市政に波紋を広げそうだ。
当選 信貴 芳則(しぎ よしのり)氏
reference: 岸和田市長 信貴芳則-しぎよしのり- | ご挨拶プロフィール
岸和田市生まれ。明星高校、同志社大学卒業。卒業後は、大阪府議会議員の井上新造の秘書を10年間務め、井上事務所に在籍しながら調理師養成施設を運営する学校法人の職員を兼ねる。秘書勤めを終えたあとは32歳で大阪調理製菓専門学校の校長などに就任。1998年、肺動脈破裂により意識不明になり、植物人間状態となるも約2ヵ月後に奇跡的に覚醒し、リハビリや治療に取り組む。この9ヶ月の闘病生活の体験記は「植物状態からの生還」に著している。
2003年、岸和田市議会議員選挙に無所属で立候補し、初当選を果たす。以降2007年、2011年の選挙でも当選する。この間、副議長・議長を歴任。2013年、市議を辞職し岸和田市長選挙に立候補。自由民主党と民主党と連合大阪の推薦を得て無所属で出馬だった。対立候補に1万票以上の大差をつけて当選を果たした。
今回が2度目の市長選。信貴氏は、現市政の成果として、駅の整備や子育て環境の充実化、ふるさと寄付金拡充の取り組みなどを挙げ、「岸和田のポテンシャルを生かしたまちづくりにも力を注いだ」と自身の1期目の実績を強調。今回の選挙に向けては、「構造改革にはもう少しの時間が必要。引き続き、市民の負託を得て市政運営に取り組んでいきたい」などと述べている。
新人 西田武史(にしだ・たけし)氏
岸和田市出身。同志社大卒業後、民間会社勤務などを経て2011年に岸和田市議会議員選挙に立候補。2971票を獲得し、全体の5位で初当選を果たす。2015年の市議選にも出馬し、再選する。市議会会派では、京西・金子議員と3人で刷新クラブに所属している。
今回が初めての市長選となる。西田氏は、10月5日に行われた出馬会見で「市の財政状況は厳しく、このままではだめだと思った。行財政の構造改革を行い市を何とか復活させたいとの思いで立候補を決めた」と出馬の理由を語った。また、子供の学力向上を目指した小中一貫校の推進や中小企業の支援充実による産業振興などを公約に掲げている。
新人 吉野富博(よしの・とみひろ)氏
reference: 吉野とみひろ
岸和田市生まれ。岸城中学校・大阪高専(現摂南大学)卒業。大和ハウス工業株式会社に入社、24歳のとき、全国最年少で一級建築士の資格を取得する。1980年、32歳でダイワハウスを退職し、建築事務所を設立する。その後、岸和田市を拠点に活動し、岸和田市都市景観賞を三度受賞しているほか、全国漆喰作品賞などの受賞歴がある。
その間、岸和田青年会議所副理事長、岸和田市本町地区歴史的まちなみ調査専門委員、岸和田市岸城町南部町会長、岸和田市人権協会会長などを歴任。2016年からは、岸和田市町会連合会会長も務めている。
今回の選挙戦にむけ吉野氏は、「国が地方創生にかじを切る中、アイデアを持って、岸和田を良くしたい」などと立候補の決意を述べている。公約として、行政のスリム化による財政難の解消や観光振興、議員定数の削減などを掲げている。
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参考資料
11月の大阪・岸和田市長選 現職の信貴氏が再選出馬表明 - 産経WEST
https://mainichi.jp/articles/20171027/ddl/k27/010/354000c
岸和田市長選・市議2期目の西田氏が出馬表明 - 産経WEST