【選挙結果】都議選、候補者の紹介と選挙予想【新宿区】
2017年6月23日告示、7月2日に投票が行われた東京都都議会議員選挙。
新宿選挙区の当選者は以下のとおり
1. 森口つかさ氏 都民ファースト
2. 大山とも子氏 共産党
3. 古城 将夫氏 公明党
4. 秋田 一郎氏 自民党
都議選、新宿選挙区のこれまで
新宿選挙区は定数4人。
2001年以降の過去4回の得票数の変遷を図にした。
これまでの4回をみると、共産党・公明党・自民党は安定して議席を一つ守っている。そこに民主党が食い込めるかどうか、という展開だった。前回2013年の選挙は、民主党候補者が敗れ、自民党が2議席を獲得している。今回の選挙では、民進党候補者の出馬は今のところ報道されていないようだ。
前回の選挙では当選した自民・自民・公明・共産の4候補とも、17000から19500票の間に入る接戦だった。今回2017年の選挙では、3党4候補者に加え、都民ファーストの会と議員ゼロの会から参戦が予定されている。定員4人の枠を巡って、眠らない町新宿で、激しい戦いが繰り広げられる。
立候補予定者の紹介
(2017年5月20日現在)
秋田一郎(あきた・いちろう)氏
自民党現職。バーミンガム大学大学院修士課程修了。2001年に東京都議会議員に立候補、30000票以上の得票でトップ当選。2005年再選するも、2009年の都議選では自民党候補が二人になった影響からか、票が割れ落選。しかし2013年の都議選で再度当選する。現在3期目。
Website: 秋田一郎 - 東京都議会議員 秋田一郎 公式サイト
大門幸恵(だいもん・さちえ)氏
自民党現職。早稲田大学大学院修了。会計事務所勤務などを経て、独立。税理士事務所を開く。2015年、新宿区議会議員に立候補し初当選。2016年には、新宿選挙区都議会議員補欠選挙に立候補し、当選。今回が2度目の都議選となる。
Website: 大門さちえ 都政に挑戦!
古城将夫(こじょう・まさお)氏
公明党新人。日本大学大学院修了後、高速バス会社等勤務を経て、公明党本部に入社。公明党 東京都本部 広報宣伝局次長・青年局次長、公明党 新宿総支部 副総支部長などを務める。
今回が初めての選挙戦となる。
Website: 古城まさお
大山とも子(おおやま・ともこ)氏
共産党現職。白梅学園短大を卒業後、区立保育園で保育士を14年務める。新宿区議を経て、新宿都議に立候補し当選。現在6期24年を務める。共産党都議団幹事長、財政委員などを歴任。
Website: 大山とも子 公式サイト
森口つかさ(もりぐち・つかさ)氏
京都大学を卒業後、民間企業勤務などを経て、衆議院議員小池百合子事務所に入所。2016年の東京都議会議員補欠選挙(新宿区選出)に小池百合子氏の推薦を受けて出馬するも、前述の大門幸恵氏に敗れ落選。今回の選挙では、都民ファーストの会からの出馬となる。現在、都民ファーストの会都政改革委員(新宿区担当)。
Website: 森口つかさ公式ホームページ
菅澤治希(すがさわ・はるき)氏
地方議員ゼロの会所属。新潟県立中条高等学校を卒業後、都内にてグラフィックデザイナー。議員ゼロの会に関しては上の動画を参照。
Website: https://www.facebook.com/haruki.sugasawa
新宿選挙区の予想・見どころ
4人の定員に6人が立候補予定の新宿選挙区。
前回の選挙戦の結果を見る限り、現在議席を獲得している自・自・公・共のうちどこが議席を落としても不思議ではない。ただし、これまでの経歴の長さから、3期務めている自民・秋田氏と6期務めている共産・大山氏はリードしているかもしれない。
公明党としては、立候補した以上絶対に落選してはならないという暗黙の掟があるので、公明党新人の古城氏は死に物狂いで激戦を戦うだろう。自民党大門氏は、区議になってまだ2年あまり。地盤の弱さを、政界入りから2年で都議再選に臨むその勢いで押し切れるか。
注目の都民ファーストの会所属の森口氏は、前回の選挙で大門氏に2倍近い票差をつけられて敗北している。今回の選挙では、都民ファーストの会への世論の風を味方につけて飛躍できるか注目だ。
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参考資料