吉か凶か。都議選、民進党を離党する候補者リスト&メモ
Reference: 東京都庁舎 - Wikipedia
選挙はよく合戦に例えられる。
そして、合戦において重要なイベントは、キープレイヤーが所属する集団を変えることだ。
文脈によって、鞍替え、寝返り、裏切りと表現されるが、何と呼ぶかはここでは問題でない。関ヶ原の小早川秀秋しかり、第一次世界大戦のイタリアしかり、鞍替えは戦局そのものを大きく変化させることがあるのだ。
民進党、都議候補者のあいつぐ離党
東京都都議選を前にして、民進党の候補者から離党者が相次いでいる。
確かに、世論が都民ファーストの会と自民党の対決に注目している中、民進党の候補者として選挙戦を戦っていくのは難しい選択だろう。
そういう中で民進党を離党し、今時流に乗っている都民ファーストの会の推薦を得て選挙戦の争点をしぼることで、自分の主張を有権者に伝えやすくするというメリットは大きいと言える。
一方で、いちどは政党の看板を背負い政党からサポートを得たにもかかわらず、時流が悪くなるとすぐに鞍替えをする。その行動には拒否感を持つ有権者がいることは否めないだろう。
特に現職候補、つまり一度は民進党から支援されて当選した候補、に対しての風当たりは強くなりそうだ。
吉と出るか凶と出るか
さて、この選挙直前の離党、選挙結果にはプラスに働くのだろうか。
現在の状況で、離党の影響を勘以上の精度で予想するのは不可能なので、選挙が終わった後に、じっくりと統計分析してみようと思う。
ここではそのための備忘録として、これまで民進党所属で都議会議員選挙に当選してきたが、今回の選挙で民進党を離党して立候補する予定の候補者リストを作成する。
民進党を離党した都議選候補者リスト(現職)
山下太郎氏
北多摩第四選挙区。当選4回。都議会民主党幹事長
ウェブサイト:山下太郎 WEBSITE
離党へのコメント:見当たらず
酒井大史氏
立川市選挙区。当選4回。都議会民主党副幹事長
ウェブサイト:| 東京都議会議員 酒井大史(だいし) のホームページへようこそ。 I never forget my first resolution!
離党へのコメント:離党声明 〜「立志・独立」遠心力から求心力へ〜 |
石毛茂氏
西東京市選挙区。市議5期、都議当選2回、元都議会民主党幹事長
ウェブサイト:石毛 しげる 東京都議会議員 公式ホームページ
(小池都知事と手をつないでいる写真)
離党へのコメント:見当たらず
中山寛進氏
台東区選挙区。区議2期、都議当選1回。
ウェブサイト:中山ひろゆき公式サイト - 東京都議会議員(台東区)民進党所属
(ウェブサイトのタイトルが「民進党所属」になっている)
離党へのコメント:見当たらず
小山有彦氏
府中市選挙区。市議2期、都議当選2回。
ウェブサイト:小山くにひこオフィシャルサイト
離党へのコメント:皆様への御報告 – 小山くにひこオフィシャルサイト
島田幸成氏
西多摩選挙区。都議当選2回。
ウェブサイト:[ 都議会議員 島田幸成 公式ホームページ ]
(まだ民進党のバナーなどが貼ってある)
離党へのコメント:[ 島田幸成とあゆむ会 公式ブログ ]
尾崎大介氏
北多摩第三選挙区。都議3回当選。
ウェブサイト:尾崎大介公式ホームページ
離党へのコメント:尾崎大介公式ホームページ
追記 6/7
柿沢幸絵氏
江東区選挙区。都議3回当選
ウェブサイト:東京改革議員団 東京都議会議員野上ゆきえオフィシャルHP
離党へのコメント:見当たらず
この方たちの大胆な決断は、吉と出るか凶と出るか。
選挙区の有権者だけでなく、選挙の関心がある人は要注目の候補者たちだ。
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ニュース・ソースなど
http://www.sankei.com/politics/news/170424/plt1704240015-n1.html
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170502/k00/00m/010/020000c
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20170414-OYT1T50119.html
(記載漏れ等あればご指摘いただければ幸いです)